電池交換の価格が違うワケ?

以前のブログからの記事です。
別のサイトだとわかりづらいので、ちょっとづつ移行していきたいと思います。
よく聞かれる「電池交換の価格の違い」についてお話したいと思います。
単純な電池交換の価格は¥500〜¥5,000くらいまでいろいろとあるのでいったいどこで出すべきかを迷うかと思います。
では、いったいこんなに価格の差がでるのはなぜか?
まず第一に入れる電池の品質が違います。
電池にも海外製と日本製があり、品質や原価が違ってきます。
もちろん日本製のほうが品質もいいですが、原価が10倍ほど高いです。
また、日本製のメーカーでもSONYやMaxell、Panasonic等いろいろありますが、経験からいうとSEIKOの時計専用純正電池が一番液漏れを起こしにくいです。
が、電池の中で一番高いです。。。
もちろんうちではSEIKOの時計専用純正電池を使用しています。
補足ですが、
この液漏れとはなんだ?
起きるとどんな影響がでるんだ?
と疑問に思う方がほとんどだと思いますので説明させていただきます。
液漏れとはその名の通り電池の中身の液体が外に漏れ出てしますことです。
皆さん一度は見た事がある思いますが、単3電池を放っておくと金属が腐食して中から液体が出ててはじっこがサビてるアレです。

これと同じようなことが時計用の電池にもおきます。
左の電池の白い部分が液体が乾燥して粉状になったものです。右側の電池が通常の状態。

原因は電池が切れたまましばらく放っておくと、内部液が漏れ出してこのようになってしまうのですが、海外製の電池はあろうことか使用中にもこの液漏れが出てくるものもあります。
その点、SEIKOの電池はこの液漏れが起こりにくく、ある程度放っておかれた時計でも平気な場合がほとんどです。
また、この液漏れがひどい場合、時計内部に入り込み、部品を腐食させてしまったり、粉状のものが内部に入ったりすることで故障となり、分解掃除が必要になってくるので高くついてしまいます。
つまり、電池交換自体は安いところを選んでも、結局は高くつく可能性が高いということなので、どんな電池を使っているか、交換する前に確認をすることをオススメします。
ちなみに、うちではもちろんSEIKO純正電池を使用した電池交換は¥1,050〜¥2,100です。
ブランド関係なく8割方¥1,050で、一部の時計が多少高いだけなので安心してご依頼いただければ、と思います。
ちょっと高い電池は、
アナログ時計:¥1,365
小型・薄型電池:¥1,410
SEIKOパーペチュアル:¥2,100
といった具合です。
最初にSEIKOが一番高いと言ったのになんで¥1,050?とお思いかもしれませんが、長くなってしまったのでそこは次回ご説明させていただきます[:にひ:]

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