ダイヤモンドはカットが命?

こんばんは

本日は昨晩観た番組のことと、気になるニュースのお話をさせていただきます。

まずは、昨晩観たテレビのことから。
昨晩21時からフジテレビでやっていた「わかるテレビ」という番組の中でダイヤモンドのことについて触れてましたね
ダイヤモンドというものについて簡単でしたが、一般の方にわかりやすいVTRだったと思います。
ただ、ダイヤモンドの評価の中で一番重要なのは「カット」だという説明があったんですが、私としては鵜呑みにして欲しくないなぁ〜と思いました。
確かに「カット」は輝きを決める上で凄く重要だと思います。

が、

輝きを決める上で同じくらい「クラリティ(透明度)」も重要だと思っています。
クラリティが低いということは透明度も低い=内包物(インクルージョン)も多いということになるので、いくらカットが良くても障害物が多いため光を邪魔して輝かなくなります。
逆にカットが悪いと、いくらクラリティが良くても光が外に逃げてしまうため輝きません。
つまり、両方揃ってこそキレイだと感じるダイヤになるんです!
今現在、カットやカラー重視になっている業界なのですが、私はバランスが良いダイヤが好きです。
例えば、よくある品質で、
カラー:D, クラリティ:SI2, カット:エクセレントH&C
なんかはあまり好きではないです[:あぅ:] なぜならバランスが悪いからです・・・
お店側としては、Dカラーというのはトップカラー&H&Cですので説明もしやすいし売りやすいんですよね。
ただ、SI2クラスは肉眼で内包物が見えるグレードですし、それにDカラーのものが必要なのか?と思ってしまいます。
私なら同じくらいの値段になる
カラー:F, クラリティ:VS2, カット:エクセレント
をオススメすると思います。
VSクラスであれば肉眼では内包物が見えませんし、カラーもDとFの差は一般の方は正直わからないです。
なんていうか、このバランスは見えないこだわりなんですよね。
ダイヤはグレードだけでは決められないところも多々あります。
石によって明るい暗いがありますし、同じグレードだけど好き嫌いが分かれます。
ですので、テレビでも言ってましたが、そのお店がどれだけダイヤについて知識があるか、どんなこだわりを持っているかって凄く重要で、いいお店かどうかを判断する基準になると思います。
本当に良いダイヤを見つけたい場合は、品質だけでなく自分に合った良いお店を探すのが一番の近道だと思いますよ
最後に、気になるニュース。

<ダイヤ鑑定かさ上げ>「何を信じれば」店舗・消費者戸惑い
というニュースが目に入りました。
「大手宝石鑑定会社「全国宝石学協会」(全宝協、東京都台東区)が、業界の基準よりダイヤモンドを甘く鑑定していた疑いが毎日新聞の報道で明らかになった」
と書かれています。
内容は、簡単に言うとカラーグレードを半〜1ランク上に上げていたみたいですね。
期間は07年2月〜08年10月の間にグレーディングをしたダイヤです。
昔ココ山岡でこれと同じようなことをして宝石業界の信頼を失墜させたというのに、大手の鑑別機関が同じ事をするなんて許せませんね。
ましてや、カラーグレードというのはマスターストーンという基準の石と見比べて判断するので、単品でみてグレードを決められないわかりにくい部分なんです。
そこをかさ上げしていたということは、悪意が感じられます。
何より許せないのが、やはりお客様に対しての裏切りです。
幸いなことに、昔から当店は全国宝石学協会でグレーディングされたダイヤを取り扱っていないので被害はないかと思います。
業界では全国宝石学協会のグレーディングは甘いと有名でしたので・・・
やはり業界自体、もっと情報開示やお客様に対し信頼のおける行動をするべきですね。
宝石を買うということは特に思い出になる大切なお買い物になるので、私ももっと勉強してお客様の信頼を裏切らないよう、日々精進していきたいです。

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